推薦入試は逃げという記事に思うこと

共通テストの季節だが、先日ヤフーニュースに「推薦は逃げ」という記事が上がっていた。

 

これについて思ったことは「推薦は逃げ」というのは正しいと思う。しかしながら逃げるというのが悪だとは思わない。

 

なぜなら真正面から戦って負けるより逃げて勝つ方が良いに決まっているからだ。

 

そもそも今の時代にスマホでググれば出てくる知識を7、8科目も勉強する必要があるのか甚だ疑問だ。

 

かくいう私も国公立大学の出身なので6教科8科目を勉強して来たわけだが英語以外ほとんど仕事で使ったことがない。

 

それでも自分一人食わしていくには十分すぎる食い扶持を稼ぐことは出来ている。

 

むしろもっと勉強より友人関係を大事にしたり恋人を作って”人間関係の勉強”をしておくべきだったなと思う。

 

未だ学校教育では恋愛=悪という風潮があるのも問題だと思う。

 

知識を詰め込み良い大学に入って人生安泰の時代は終わった。むしろこれからは人間力の時代で交渉力、決断力、根回しなどソフトパワーが今よりも重要視されるだろう。

 

田舎の自称進学校には8科目勉強して国公立大学に入れば幸せになれるみたいな信仰がなんとなくあって従ってきたわけだが、指定校推薦で早稲田に入った人のほうが楽しそうにしていた。

 

まとめれば立ち向かうことも逃げることもどちらも大事だということだと思う。

 

ギリギリ詰め込み教育世代の私の時代は8科目勉強して国公立に入るのが美徳だった。

 

ところが大人になってから気がついたのは推薦で入学して柔軟性が高い人間は仕事でも上手くいって家庭を築いて楽しそうにしているという事実だった。

 

そのような人間は高校時代8科目勉強している私の傍らで恋人を作りデートの予定を立てていた。

 

私は大人になってからそのような人間の台頭を目にすることで損した気分になり続けていた。しかし彼らのような生き方のほうがコスパが良いのは紛れもない事実だ。

 

だからこそこれからは私も”逃げ”ていく努力をしようと思う。

 

逃げるは恥だが役に立つというドラマがあったが、逃げるのは恥でもなく役に立つから今後自分も積極的に”逃げ”ていこうと思う。